「自己分析」とは、転職活動の第一歩。これまでの経験を改めて振り返り、整理することで、自分の価値観や強み、弱みなどが見えてきます。では、どうすればうまく自己分析できるのか。そのポイントをご紹介します。
自己分析の3つのコツ
- 1.時系列で紐解いてみる
- 前職での出来事はもちろん、学生時代にまで遡り、時系列にして、その時に起きたトピックスを思い出してください。自分の年表を作るイメージです。
思い起こしたら、それぞれのトピックスの詳細を書きだします。特に考えてほしいのは、「なぜそうしようと思ったのか」。私たちは、何かに挑戦しようとする時、行動しようと思った時、何かの選択をします。「なぜその選択をしたんだろう?」「なぜそうしようと思ったんだろう?」と考えてみてください。
そこで見えてくるのは、あなたの「価値観」です。なぜ自分が、数ある職種の中で、介護の仕事に就こうと思ったのかが見えてくるはずです。 - 2.「人より優れているところ」を探す必要はない
- また、前職でのことを振り返り、「誰に」「どんなことを」「どんな方法で」という視点を基本に、経験した業務を書き出して整理してみましょう。それをもとに、身につけた能力を考えます。
この時点で「能力といえるものはない」と思ってしまう人も多いようですが、 大切なのは人より優れているところを見つけることではなく、「どんな意識・姿勢で取り組み、成長してきたか」を振り返ること。
たとえば、「ベッドから車イスへの移乗介助のときに、腰を痛めない方法を編み出した」といったことも、立派な能力であり、強みなのです。 - 3.周囲に聞いてみる
- 自己分析は、突き詰めようと思えばどこまでも突き詰められるもの。行き詰ってしまったら、身近な人に「自分はどんな人間か」を聞いてみてください。
自分のことを知っている人(家族、友達、恋人、職場の先輩、同僚…他)の目線から見ると、案外自分では気付かなかった新しい発見があるものです。また、独りよがりな自己分析になることを防ぐこともできます。
いかがでしたでしょうか。
自分を理解して誰かに伝えられるようになると、面接の通過率もグッと上がります。
まずは自分に向き合って、自分を理解することから始めていってみてくださいね。