どう変わった!?介護福祉士の受験資格について

介護福祉士の受験資格は、2017年1月の試験より「実務経験3年以上」に加えて「実務者研修の修了」が義務化されました。介護福祉士を取得するためのルートや最短期間が変わるので、受験を検討されている方は要チェックです!
この記事では、介護福祉士の資格取得の変更点や実務者研修とは何か、介護福祉士になる方法についてご紹介します。

【目次】

  • 1.資格取得の変更点
  • 2.実務者研修とは
  • 3.介護福祉士になる方法
  • 4.介護職のキャリアが一本化

資格取得の変更点

介護福祉士の資格取得のルートは、介護福祉士の資質向上を図るために大きく変更されました。介護福祉士を目指すための「実務経験ルート」「福祉系高校卒業ルート」「養成施設ルート」という3つのどのルートを選んだとしても、国家試験を受験する必要が出てきたのです。
また、実務経験を活かして介護福祉士を目指す「実務経験ルート」では、3年以上の実務経験に加えて、実務者研修の修了が義務化されました。実務者研修を修了することによって、国家試験の実技試験は免除されます。
実務者研修を修了するには、時間とお金がかかります。およそ450時間の受講時間と10~20万円の受講料が必要になりますので、これまでより受験資格のハードルは高くなったといえます。「それでも受験したい」という人は今までの受験者以上に志が高く、実務者研修によって多くの知識を得ているため、介護福祉士の資質向上につながると見込まれています。

実務者研修とは

実務者研修とは、介護の基本的な知識と技術を習得する介護職員初任者研修の上位の資格として、より実践的な幅広い知識と技術を得ることを目的とした研修です。
2013年より介護職員基礎研修とホームヘルパー1級は「実務者研修」へと統一され、複雑だった介護の資格が簡素化されました。

介護福祉士になるには

介護福祉士の国家資格を取得するためには、3つのルートがあります。
それぞれのルートがどのようなものか、ご紹介します。

実務経験ルート

実務経験ルートとは、介護現場で実務経験を積んだ上で、介護福祉士国家試験の合格を目指す方法です。
これまでの受験資格である「対象となる施設及び職種での従業期間3年(1095日)以上、かつ従事日時540日以上」に加えて、2017年1月の試験より「実務者研修」の修了も義務化されました。

実務者研修の受講期間短縮について

実務者研修の受講期間は、通常6カ月(450時間)です。しかし保有資格によって、受講期間の短縮が可能になりました。
必要な受講時間は以下の通りです。

 
保有資格 受講時間
なし 450時間
ホームヘルパー2級 320時間
介護職員初任者研修 320時間
ホームヘルパー1級 95時間
介護職員基礎研修 50時間

※受講時間の詳細は、ご希望のスクールにお問い合わせください。

実務経験3年目での受験が可能に

これまでの受験資格では、「1月の筆記試験当日までに実務経験が3年以上あること」と定められていました。それが、年度末に受験資格の3年を満たす見込みがある場合については、受験資格を有していると認められるようになったのです。就職時期によっては、これまでより1年早く受験できるようになることもあります。

 

福祉系高校卒業ルート

福祉系高校卒業ルートとは、福祉系高校・福祉系特例高等学校を卒業して、介護福祉士国家試験の合格を目指す方法です。

福祉系高校卒業ルートでの受験資格

平成21年度以降に福祉系高校を入学された方は、卒業後に介護福祉士の筆記試験で合格することによって、資格を取得できます。一方、平成20年度以前の入学者は、筆記試験に加えて実技試験にも合格する必要があります。(平成20年度以前の入学者で「介護技術講習」を受講されている方は、介護福祉士の実技試験が免除になります。)

福祉系特例高等学校での受験資格

平成21年度以降に福祉系特例高等学校に入学された方は、卒業後、9カ月以上の実務経験を積む必要があります。その後、介護福祉士の筆記試験・実技試験に合格すれば資格を取得できます。

 

養成施設ルート

養成施設ルートとは、指定の介護福祉士養成施設を卒業することで介護福祉士の資格取得を目指す方法です。
実務経験ルート、福祉系高校卒業ルートとは違い、筆記試験と実技試験を受験せずに資格取得できることがポイントでした。しかし、2022年度より介護福祉士の国家試験の義務化の方針が出されているため、将来的には国家試験の受験が必要になります。2017年度~2021年度は移行期間のため、この間に卒業された方の国家試験の受験については、任意です。

養成施設の入学資格

養成施設の入学資格は、「高等学校卒業以上かそれに準ずる者」です。

養成施設に通う期間

養成施設に通う期間は、学歴・卒業した学校の種類によって異なります。
普通科の高校を卒業した者→2年
福祉系大学、社会福祉士養成施設、保育士養成施設のいずれかを卒業した者→1年

介護職のキャリアが一本化

介護福祉士を目指す道はシンプルに一本化され、キャリアアップが分かりやすいものになりました。
今から介護職デビューを考えている方にとっては目標が立てやすくなりますね。「介護職員初任者研修→実務者研修→介護福祉士→認定介護福祉士(仮)」という順番で資格取得をしていけば、確実にステップアップすることができます。
ぜひ介護職でのキャリアアップを目指して、介護福祉士を受験してみてはいかがでしょうか。

参考サイト
介護の資格最短net「介護福祉士の資格を最短取得」(2017年7月27日,http://www.acpa-main.org/kaigofukushishi/)
三幸福祉カレッジ「介護福祉士を目指す方へ」(2017年7月27日,https://www.sanko-fukushi.com/jitsumu/about/)
キャリラブ「介護福祉士を目指す人必読!受験資格の変更点についての最新情報」(2017年7月27日,https://careerlove.jp/certifiedcareworker-qualificationsforexamination-revision-1010)

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