介護の転職

介護職を辞めたい!そのとき選ぶベストな選択肢とは?

介護職と聞くと、「離職率が高い」とイメージされる方も多いのではないでしょうか?
実は介護職の離職率は、ここ10年間で低下傾向にあります。とはいえ、現在の離職率はまだ16%程度。(参考:介護労働安定センター 介護労働実態調査
いまだに介護職を離れる人が後を絶たない状況には変わりありません。ではなぜ、介護職を辞めたくなるのでしょうか?

理想とかけ離れた職場で……

辞める理由を探るには、まず入社した際の志望動機から考える必要があります。
例えば「会社の理念に共感した」「昔からお年寄りの面倒を見るのが好きだった」「困っている人を助けてあげたい」など、人によって介護職を選んだ志望動機はさまざま。
でも一度は「介護のお仕事をしてみたい」と思ったからこそ、介護職の道を選んだはずです。
それなのに離職を考える・もしくは離職にいたるのは、職場の環境などが自分の理想とかけ離れていたからなのです。

職場環境の代表例として挙げられるのが、人間関係です。
介護職員のなかでも古株と呼ばれる人たちと新人とでは、キャリアも違えば対応力も大きく違ってきます。
そうしたときに、技術や情報をスムーズに共有できる職場なら問題ありません。しかしそうでない場合、当然両者の関係は悪化します。
コミュニケーション不足は立場の弱い側に疎外感を与えるほか、公式には存在しない派閥づくりを助長します。派閥があると、自由な発言や意見が出来ない雰囲気が職場に出来てしまいます。
そんな窮屈ななかで仲間はずれにされているとまで思えば、職場を拒否したくなる気持ちを抱くのは無理もないことですよね。
ただでさえ体力的にハードな仕事なのに、心まで疲れてしまったらもうもちません。

「辞めたい」と悩む介護職員のリアルな声

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「辞めたい」と悩む介護職員のリアルな声を聞いてみましょう。あなたと同じ悩みを抱えている方はいるでしょうか?

最近、夜勤がとてもしんどくなって来ているのと腰を痛めたり胃を痛めたりして体のことを考えて仕事を辞めたいと思い始めました。
周りは若いから大丈夫だよとか言いますが、腰は痛いし、胃も悪くしてしまい、挙句に私の部署は看護士さんの評価が悪いと別の部署に飛ばされたりなどがある為プレッシャーも凄く、流石に耐えきれないなってなっています。しかし転職して一年ちょっとなので転職癖が付きそうだし、私の両親は昔人間の為転職=意気地なしとか我慢できない奴などと家でもぐちぐち言われる為中々転職に踏み切れません。
しかしこのままだと体を壊してしまいそうです。
出典:Yahoo!知恵袋

理由は、人間関係です。普段は楽しく話しするのですが、面倒くさい仕事は他人任せ。私一人だけが働いている様な気がして、舐められているというか、私がするからいいだろうと思われている様で…。イライラしっぱなしです。そんな時には利用者の方にもやさしく接する事が出来ず、こんなはずじゃなかったのに…と思う毎日です。
出典:けあとも

私が嫌だなぁと感じていることは、いくつかありまして。
・職員。明らかにヤンキー上がりと思われるような人が多いので、関わりあいたくない。
・介護サービス。初めて見させていただいたときは声には出さないものの「うおっ、マジか。こんなんなの!?」といった感じであまりにも危ない介護に驚きました。
・その介護を何の疑問も持たずに享受している利用者。明らかに痛いだろうに何にも言わず「これでいいよ」と言っていう現状。
・上司。新任研修を受けていまして介護を仕事とするうえで大事な事、例えば利用者には~ちゃん。ではなく。~さんと呼ぶ等々あります。現場ではそんなの全く浸透しておらず、私よりも奴らにこれを受けさせたほうが良いのではないか? と、思うほど
こんな状況でして、もう何か嫌だなぁと、感じ辞めたいと思ってしまいました。
出典:教えて!goo

身体の不調や人間関係、職場環境など辞めたい理由はさまざまですね。理想と現実のギャップを感じている方も多いようです。このまま、もやもやした思いを抱えて働くのもつらいものです。

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辞めたくなった時の「三つの選択肢」

実際に介護職をやめよう、と考えたとき、切り離せないのは辞めた後のこと。
ここでは辞める際の選択肢について触れていきます。

介護職とは別の仕事へ進む

介護職とは全く違う畑でチャレンジするとなると、介護以外のスキルが求められるため、しっかりとした目標設定も必要になってきます。
ただ、介護講師や福祉用具販売など、介護関連の仕事に携わるのであれば、今まで培ってきた介護でのノウハウを生かすこともできます。

転職して介護職を続ける

介護職と一口にいっても、職種の数はたくさんあります。
例えば特別養護老人ホームを辞めてデイサービスで働く、訪問入浴を経て病院のケアワーカーになる、といったケースは珍しくありません。
せっかく転職するのであれば、自分の理想とする介護やライフスタイルに合わせて探してみるのも1つの手です。

今いるところに残る

一度離職を考えたうえでそれでも残るというのは、それなりの覚悟がないと出来ないことです。
自分の理想を一時的に我慢したり、職場の環境に妥協したりするなど、自分で制限をかけなければならないことが増えてきます。
後述で詳しく説明しますが、あまりストレスをためず、無理にならないよう心がけることが大切です。

楽しく働けるチャンスはまだある!

退職する際には、2つのリスクが想定できます。
1つは転職に関係するリスクです。転職の際、今までのスキルが評価されている場合なら問題はありません。
しかし、介護とは無関係の仕事に転職すれば、未経験者の扱いになるため、立場は一番下になります。介護職時代にいくら肩書があったとしても、転職先では一切通用しません。
ほかにも、勤務開始から半年間は有給休暇や賞与の対象にならないため、生活面で支障がでてくるケースも考えられます。

もう1つのリスクは再就職ですが、こちらは特に40代や50代といった中高年が抱える問題です。
中高年の場合、失業保険を給付されている間に再就職できる人はごくわずかです。
大半は給付期間を過ぎたあと、ようやく再就職できるため、1年越しの職場復帰というケースも稀ではありません。
その間は収入もないため、やはり再就職を考える際は、貯金を切り崩す覚悟も必要になってきます。

こうして見てみると、いざ介護職を辞めようと思っても、それなりに高いリスクがついて回ってくるのが分かりますね。
そうしたとき、仮に人間関係が改善されれば、今いる職場に残留するという選択肢に希望を持つことが出来ます。
前述したように、介護には複数の職種が存在します。職場の展開する事業にもよりますが、可能なら思い切って部署異動の相談をしてみましょう。
また、施設介護ではフロア異動を提案するのも有効策といえます。
一方で転職をする場合は、ライフスタイルも視野に入れつつ、介護のスキルや資格を生かせる職場を選ぶことが、ベストな選択といえるかもしれません。

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