介護の転職

人間関係が悪い介護施設の避け方【6つのチェックポイント】

介護職の退職理由1位は「人間関係」

介護職の方が、直近の介護の仕事を辞めた理由は、「職場の人間関係」が1位という調査結果があります。
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このように大切な人間関係。就職や転職にあたり、「実際に入職しないと分からない」「こればかりは運だから」と思っていませんか? 確かに実情を全て把握するのは至難のワザですが、ある程度の見当をつけることは可能です。今回は、介護職の皆さんが仕事探しで失敗しないよう、人間関係の良し悪しについて、入職前に確認できるポイントを解説します!

参考・出典:介護労働の現状(PDF:1401KB)-厚生労働省
参考・出典:公益財団法人 介護労働安定センター「平成26年度介護労働実態調査結果について」

人間関係の良し悪しが測れる6つのポイント

今気になっている職場や、面接予定の職場がある方は、ぜひご確認下さい。今すぐの転職を考えていない方でも、心の隅に留め置いて頂ければ幸いです。(必ずしも全ての施設・事業所に当てはまるとは限りません。参考情報としてご活用下さい)
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6つのチェックポイント
求人を探す時
□ 頻繁に求人募集を出していないか
□ 給与が高すぎないか
見学・面接時
□ 職員同士のあいさつが活発か
□ 働く職員の年代に偏りがないか
□ 外国人・ボランティアの受け入れ状況
□ 利用者さんの様子はどうか

続いて、それぞれの項目について解説します。

頻繁に求人募集を出していないか

ハローワークや求人サイトで探す際、「この求人、前も見たな…(ずっとあるな)」と思ったら、ご注意を。人間関係や待遇の悪さなどの理由で職員が定着せず、頻繁に募集をかけている懸念があります。

給与が高すぎないか

近隣の施設・事業所の同じ職種の求人と比べて、提示される給与額が高すぎませんか? こちらも、人間関係の悪さや激務などで離職率が高いため、予め退職者が出ることを見越して、破格の条件で多くの人材を集めようとしている場合も。

職員同士のあいさつが活発か

利用者さんやご家族、見学者などの「お客様」に明るく声掛けをしていても、職員間ではどうでしょうか? あいさつはコミュニケーションの基本。職員同士のあいさつや声掛けがとぼしい場合は、お互いを思いやる余裕がなく、連携も取れていない恐れがあります。

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働く職員の年代に偏りがないか

例えば、在籍する職員がベテラン層に偏っている職場は、新卒や若手が定着しにくい環境かもしれません。日々の業務も若手の指導も担える中堅層が定着しているかどうかは、1つの指標です。「年配の新人」も珍しくない介護業界であるため、一概には言えませんが、どの年代も万遍なく活躍していれば、年代問わず居心地良く、風通しが良い環境の可能性があります。

外国人介護士・ボランティアの受け入れ状況

外国人介護士や外部のボランティアの受け入れには、研修責任者や担当者が必要です。人員に余裕があり、組織として体制が整った環境でないと難しいはず。外国人介護士やボランティアスタッフを広く受け入れている職場は、人手不足で殺伐とした雰囲気になりにくいと予想でき、人間関係にも一定の期待が持てます。

利用者さんの様子はどうか

利用者さんの状態も、職員間の人間関係を推し量る大切な材料です。笑顔がない・生気がない・ただ座らされているだけ・車椅子から落ちそう…等といった様子が見られる場合は、要注意。人手不足で気づけない・気づいても無視している等、チームケアが機能していない可能性も。利用者さんが明るく笑顔で、活気がある施設は、職員間のコミュニケーションも活発で、良好な関係が築けている可能性が高いです。

職場の人間関係でお悩みの方へ

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人間関係が悪い職場で働くのは、たとえ短時間でも、心身共に辛いですよね。休日も苦手なあの人のことを考えてしまう…なんてことはありませんか?「特定の人から無視される」「明らかに自分にだけキツく当たられる」「パワハラ上司がいる」等、職場の人間関係でお悩みの方は、一人で頑張りすぎず、転職も視野に入れてみてもいいかもしれません。

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