介護の転職

辞めた方が良い介護施設の7つの特徴~介護職編~

今の介護施設を辞めるか続けるか、迷っている方へ

介護職の方が仕事を辞めたいと思う理由は、「職場の人間関係」が1位、「法人や施設の理念・運営に不満」が2位という調査結果があります。
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介護職の仕事を続けるかどうかは、職場の環境次第と考えている方が多いようですね。
今回は、今の職場を辞めるか続けるかお悩みの介護職の方に、転職した方が良い施設の特徴を解説致します!

こんな職場なら要注意!

今の職場に当てはまるものはありますか?チェックしてみましょう。
(必ずしも全ての施設に当てはまるとは限りません。参考情報としてご活用下さい)
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転職を考えた方が良い施設、7つの特徴
□ 経営者が介護現場・介護職への理解がない
□ ヒヤリハットを個人攻撃の材料にする
□ 無資格者に医療行為をさせている
□ 他職種との関係が悪く、連携が取れない
□ 退勤後や休日に連絡が来る/対応を要求される
□ サービス残業が常態化している
□ パワハラ・セクハラ・暴力が日常的

続いて、それぞれの項目について解説します。

経営者が介護現場・介護職への理解がない

残念ながら、経営者の中には現場を軽視する方もいます。
介護現場の経験がない(浅い)経営者が、利益最優先の運営をしている場合、現場は当然混乱します。
介護現場の経験がなくとも、現場の声に耳を傾け、同じ目線に歩み寄ってくれる経営者の元で働きたいですよね。

ヒヤリハットを個人攻撃の材料にする

ヒヤリハットを報告した際、組織として今後どう防ぐかでなく、犯人探しや個人攻撃に焦点がズレてしまう職場もあります。
そうした職場では職員がヒヤリハットを報告できず、結果的に重大な事故を招く可能性が高まります。
ヒヤリハット報告の一番の目的「ヒヤリハットの時点で情報を共有し、重大な事故を防ぐ」を正しく理解している上司・経営者がいる職場に移った方が賢明です。

違法な医療行為をさせている

2012年の法改正後、一部の医療行為は、必要な講習を受講した介護職員に限り対応可能となりました。
しかし人手不足・業務多忙などの理由で、受講していない介護職員に行わせている職場も……。
上司の指示を断れずに違法な医療行為を行った介護職員が書類送検された例もあります。
最悪の場合は利用者の死亡事故にも繋がりかねない、利用者・介護職の双方にとって危険な職場と言えます。

他職種との関係が悪く、連携が取れない

特に看護師との関係に悩む介護職の方が多く、
「看護師が介護職を見下した態度を取る」
「汚い仕事・雑用は介護職に押し付ける」
「申し送りがきちんとされない」
という声はよく聞かれます。
危険なラインは「看護師のミスも介護職の責任にされる」「上司や経営者は、看護師の意見のみを尊重する」状態。
業務に追われながら不当な扱いも我慢していると、心身ともに疲弊してしまいます。

退勤後や休日に連絡が来る/対応を要求される

退勤後や休日に、上司や職場から頻繁に連絡され、対応を求められていませんか?
本来、勤務時間外の労働者に業務関連の連絡をすることは、労働基準法で禁じられており、違反した場合は罰則規定もあります。
休日にも気が休まらない職場では、疲労やストレスは蓄積されていく一方ですよね。

サービス残業が常態化している

「職場のユニフォームに着替えてからタイムカードを押させる」
「1日30分未満の残業時間は切り捨て」
「タイムカードを押した後に残業を指示される」
「自宅に持ち帰って仕事をするよう指示する」
日常的に行われているこれらも、実は違法です。

パワハラ・セクハラ・暴力が日常的

介護職員から利用者への暴力・暴言はもちろん、利用者から介護職員へのセクハラ・暴力・暴言、職員間のパワハラ……。
これらの問題行為が日常的に行われていて、上司や経営者が真剣に対策を検討していない場合、心身のバランスを崩す前に職場を変えることを検討しましょう。

参考・出典:介護労働の現状(PDF:1401KB)-厚生労働省
参考・出典:公益財団法人 介護労働安定センター「平成26年度介護労働実態調査結果について」

まとめ

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厳しい環境の中、日々利用者さんのために業務に励む介護職員の皆さんには本当に頭が下がります。
今回のチェックリストを確認してみて、今の職場が複数当てはまっていた方は、転職することを考えてみてはいかがでしょうか。

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